MIDI検定1級 1次審査を通過しないと2次審査には進めませんので、これだけ対策すれば通過出来るのでは?というノウハウを記載しました。
2級2次試験の時は、作業マニュアル作り。今回は、それに加えて、以下のことを行いました。
採点基準をチェック どこで点数を稼ぐか
ミュージッククリエイターハンドブックに記載されている、概要とポイントをチェック。
試験の内容、採点方法を理解し、どこで点数を取って合格ラインに滑り込むか、定める。
- 1次審査は90点満点で80点以上で通過
- 2次審査は審査員の先生方によるS~D評価
+10、+5、0、-5、-10 と点数がつけられる
以上の採点方法から、
一番手堅い方法は、1次は満点で通過、2次は「C評価」にならない曲作りを行う。
これが一番無難だと思います。
DTM歴が浅い自分は、MIXの技術が正直追い付いていなかったし短期間でどうこう出来るものではなかったので、1級準備としてメロディーの打ち込みの精度を少しでも上げる練習に重点を置きました。
1次試験通過のためのデータチェック強化
スコアエディタで楽譜の入力
同じ音符の位置になっているか、目で確認しながら入力。
プリントアウトしてダブルチェックすると尚良い
ドラムエディターでドラム譜入力
SDとタムなどを見間違えないために、楽譜に色を塗る(Cubaseの音階と同じ色)と確認しやすい。
キーエディターで、音価の確認
マルチノート(同じ音が重なっている)や、休符に音が被っていないか確認
2級とは違って、音が入るタイミングが合っていればOKなので、音の長さは短くてもOK。
リストエディターでピッチベンド、CCの入力
イベントリストを作成して、一行ずつ入力。
※ Cubaseでも可能ですが、Domino(私の場合はXG Works)などのエディタで作ると間違えにくい。
音名を文字で確認。
要らないデータは必ず消す。⇒たまに身に覚えのないCCなどがちょこんと居座っている?ことがあるので、見直し重要です。
曲全体データの見直し
テンポデータは正しく入力されているか?
システムエクスクルーシブは、1チャンネルのみ、他のチャンネルに間違って入っていないかどうか?
5)1音ずつ鳴らして耳でチェック
相対音感、絶対音感のある方は、楽譜を見ながら、音を鳴らして耳でチェック
6)制作レポートとデータに相違ないか確認
リバーブ値など、記載した数値とデータが合っているか。再度確認しましょう。
これ超重要です。
以上の対策で、1次試験を満点(90点)通過出来れば、2次は破綻しない曲作りをすれば、合格の可能性が上がります。
2次審査のC評価は「おおむね課題曲を再現しているが、一部表現力に欠ける演奏が含まれる」なので、これでー5点でも、最終85点で通過できるからです。
…と書きましたが、やはり、上を目指して頑張りたいところです。
何故なら、せっかくプロの先生のスコアを入力・再現するチャンスなのですから、BESTを尽くしたい。
その結果、90点通過+C評価で合格なら、それでいいと思いますが、目標は高く持っておきたいものです。
私も事前計画で目指したのは、満点通過したい、でも何かミスっちゃうかも…(85点くらいに抑えられる?)で、
評価は、最低でもB評価「記載された音楽表現を忠実に再現した作品に仕上がっている」が欲しいけど、本音はA評価まではなんとか欲しいと思いました。
超本音はもちろんS評価です。
経験値が浅すぎて無謀と知りつつ気持ちはSを目指しました。
結果1つも取れなかったけど、でもSを目指さなければAにだってたどり着けなかったと思います。
……ということで、ここに記載したことが来年以降受験する方の参考になれば幸いです。