MIDI検定 3級・2級1次試験にあたり、自分が行った対策をまとめました。
事前準備
「ミュージッククリエイターハンドブック」の購入
公式HPより過去問題集をプリントアウト

「ミュージッククリエイターハンドブック」が全て
今回、テキスト持ち込み可だからワンチャンいけるかも!?という軽い気持ちで申し込みましたが、過去問をチェック後、第24回MIDI検定3級模擬試験(サンプル問題)を見比べて出題傾向が変わったことに気づき、焦りました。
過去問では出る箇所がだいたい決まっていました。
そして「ある文章」の中の空白部分を選択肢から選ぶ方式が多く、その文章だけで1~2点は取れる、というパターンでした。
しかしサンプル問題では、「ある文章」は選択肢の1つになってしまったので、今まで1~2点稼げたところが1点取れるかどうか、という風に変わってしまったのです。
更に過去問で取り上げられていた問題(文章)はサンプル問題でほぼ消費されていたので、残りはどこから出るか分からない状態でした。
なので、テキストを最初から最後まで熟読するしかないと覚悟を決めて取り掛かりました。
出題範囲の把握
1)2級と3級の範囲が入り組んでいるので、目次のタイトルを各級ごとに分け、表にする。
2)配点を書き込む
3)各項目について「読んだ」「理解した」「過去問・出来た」に分けて、OKなら「○」と日付を書き込む。
4)終わっていないタイトルを履修する予定日を記入⇒常に進捗をチェック
備考欄を作っておき、「理解した」に○が付かない項目について、自分なりの対策と、「いつ」勉強するのか書き込みスケジュールをこなす。
テキストのどこに書いてあるか覚える
テキスト持ち込み可なので、暗記で勝負することに関しては、どこに書いてあるか覚えておけばなんとかなるのでラッキーでした。
特に、コントロールナンバー、GMサウンドマップ、GMパーカッションマップなどの暗記系です。
この頃には、どの章に何が書いてあるのか嫌でも覚えるので、該当ページをすぐに開けるようになっています。
配点が多い問題を確実に正解する
イベントリスト・ピアノロール問題を制覇する
3級・2級1次とも、イベントリスト・ピアノロール問題の配点が高いので、ここを確実に押さえれば他の場所でのイージーミスのフォローが出来るので、特に強化して勉強しました。(第6章「DAWソフト/イベントリストの表記」「MIDIデータによる演奏表現」)
過去問で、イベントリストの出題傾向をチェック。
だいたい、ゲートタイム、ティック、ピッチベンド表記などに罠が潜んでいるようです。
2級対策の私のメモ
・ピッチベンド問題 -8192~8191(数値覚える)
⇒数値がなだらかになっているか?
⇒「0」で締めくくられているか?
⇒音の長さは足りてるか?
・臨時記号の音名
・何にもなさそうなところで、しれっと違ってる!
⇒Tickを縦に見ると変な数値がある!
メモをそのまま書いてみました。
イベントリストはクイズ感覚で解いていくと苦手意識がなくなって(むしろ楽しくなる)のでおすすめです。
テスト時間の配分を決めておく
出題方法が変わったことで、「読む文章」が体感3倍に増えたため、1問解くのに時間がかかります。
なので、どの部分から取り掛かるのか、どの問題に何分かけるのかを決めておきました。
私の場合はイベントリスト・ピアノロールを確実に取りたかったので、時間配分を長めに取りました。
(過去問を解くときに「何分かかったのか」をチェックしておいたので、それを元に配分を決めました)
3級の時間配分について
96問を60分で解く。しかも文章量が多い。
その対策として、サンプル問題で1問解くのに何秒かかるのか、体感で覚えるようにしました。
(文章量が多い問題に対しては、1問40秒を目安にしました)
第1章・2章(約26問)⇒10分
第3章(約38問)⇒20分
第4章・5章(約16問)⇒5分
第6章(イベントリスト等)⇒20分
見直し⇒5分
時間切れにならないよう、イベントリスト問題は試験時間の前半で取り掛かるようにしました。
因みに2級1次試験は90分あるので、少し余裕があります。
……以上が、私が行った主な試験対策です。今後受ける方の参考になれば幸いです。
ちょこミカ